ナイトロックス(EAN)の資格は必要?メリット・注意点と向いているダイバー

ダイビング|マハロ長野

 

ナイトロックス(エンリッチドエア)の資格は必要なのか、どんなメリットや注意点があるのかを知りたい方へ。この記事では、ふつうの空気より酸素を多くした「ナイトロックス」の仕組みと、無減圧潜水時間が延びるといったメリット、酸素中毒への注意点、そして取得に必要なスペシャルティ講習までを、長野のダイビングスクール マハロのインストラクター目線でわかりやすく解説します。ステップアップを考えているダイバーの方は、ぜひ参考にしてください。

ナイトロックス(エンリッチドエア)とは

私たちが通常のダイビングで使うタンクの中身は、地上の空気と同じで、酸素が約21%、残りの大部分が窒素です。これに対してナイトロックスは、酸素と窒素の混合ガスの総称で、レジャーダイビングでは酸素濃度をおよそ22〜40%に高めたものを「エンリッチドエア」と呼びます。

かんたんに言えば、▶ 酸素をふつうの空気より少し多くした呼吸ガスのことです。酸素が増えるぶん窒素の割合が減る点が、ダイビングでは大きな意味を持ちます。

ナイトロックスのメリット

ナイトロックス最大のメリットは、体内に取り込まれる窒素の量が減ることです。ダイビングで体に溜まる窒素が少なくなることで、減圧症のリスクを抑えられ、無減圧で潜っていられる時間(無減圧潜水時間・NDL)が長くなります。

これは、水中の景色や生き物の観察、水中写真をゆっくり楽しみたい方にとって、うれしいポイントです。とくに1日に何本も潜るツアーでは、窒素が抜けきらないうちに次のダイビングへ向かうことになりますが、ナイトロックスなら体への窒素の蓄積をおさえながら潜れます。「潜ったあとの疲れが軽く感じる」という声もありますが、感じ方には個人差があります。

注意点と向いているダイバー

メリットの多いナイトロックスですが、酸素の割合が高いぶん、注意すべき点もあります。酸素は濃度が高くなりすぎると、体に悪影響(酸素中毒)を及ぼすおそれがあります。そのため、使用するガスの酸素濃度に応じて、潜ってよい最大の深さが決められています。

▶ ナイトロックスで気をつけたいこと

・使用前に毎回、タンクの酸素濃度を自分で確認(分析)する
・酸素濃度に応じた最大深度を必ず守る
・エンリッチドエアに対応したダイブコンピューターで管理する

こうした管理は、専用の機器を使えば難しいものではありません。ナイトロックスは、深いところを狙う潜り方よりも、比較的浅め〜中層でじっくり長く楽しみたい方や、連日たくさん潜りたい方に向いています。

ナイトロックスのよくある誤解

ナイトロックスには、いくつか誤解されやすい点があります。まず、酸素が多いからといって、タンクの空気(エア)の持ちがよくなるわけではありません。呼吸する空気の量そのものは変わらないため、エアの消費量は通常のダイビングと同じです。ナイトロックスが延ばしてくれるのは「エアの持ち」ではなく、あくまで窒素の蓄積による「無減圧潜水時間」です。

また、ナイトロックスを使えば深く潜れるようになる、というのも誤解です。前述のとおり、酸素濃度が高いぶん、むしろ最大深度は通常の空気より浅く制限されます。深場を長く楽しむための道具ではなく、浅め〜中層でのダイビングをより安全に、より長く楽しむためのものと考えると分かりやすいでしょう。

資格の取り方|スペシャルティ講習

ナイトロックスを使うには、専用のスペシャルティ(SP)講習を受け、認定を受ける必要があります。講習は学科が中心で、最短1日ほどで受けられるものが多く、ダイビングのステップアップとしても人気です。オープンウォーター・ダイバー以上の方が対象になるのが一般的です。

Cカードのランクや種類について整理したい方は、ダイビングライセンスの種類を徹底比較もあわせてご覧ください。自分のこれからの潜り方に、ナイトロックスが合っているかどうかを考えるヒントになります。

ナイトロックスに興味があれば長野のマハロへ

マハロは、海なし県の長野から日本海や太平洋へ通うダイバーをサポートするダイビングスクールです。少人数制で、学科はオンラインにも対応しているため、お仕事や学業と両立しながら、ご自身のペースでステップアップを進められます。「ナイトロックスを取ってみたい」「自分の潜り方に合うか相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。お電話(070-6551-4144)・お問い合わせフォームLINEのいずれからでもご連絡いただけます。

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